グーグルの口コミを削除する3つの方法!注意点や対策まで徹底解説

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「グーグルにお店の悪口を書かれ、今後の経営に影響しないか不安…」「グーグルの口コミを削除する方法はないの?」と不安になっている人もいるのではないでしょうか。

現代ではSNSなどで口コミを閲覧し、お店選びの参考にしている人が数多くいます。そのため、グーグルに悪評がついてしまうとお店の売り上げに響く可能性も考えられるでしょう。

この記事では、グーグルの口コミを削除する方法の3つを紹介します。さらに削除する場合の注意点を5つ解説しているので、ぜひ参考にしてください。

記事を読むことで、早めに対処ができてお店への被害を最小限に抑えることが出来るでしょう。

目次

グーグルの口コミ削除方法は3つある

グーグルの削除方法は以下の3つがあります。

  • 削除方法1:自分でGoogleに削除依頼する
  • 削除方法2:投稿者に削除依頼をする
  • 削除方法3:Googleに対し法的対応で削除依頼をする

全てのグーグルの口コミが削除される訳ではありません。また後ほど説明しますがグーグルのポリシーに違反する場合は削除される可能性が高いです。

まずは、どんな削除方法があるのかしっかり理解した上で、自分がどの方法であれば実行できるのか把握しましょう。

削除方法1:自分でグーグルに削除依頼する

まずは、自分でグーグルへ削除依頼してみましょう。Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)という、グーグルで検索して出てきた店舗情報などを管理・更新できるツールを持っている場合は、そこから申請が可能です。

もし、Googleビジネスプロフィールを持っていない場合は、GoogleマップやGoogle検索から削除申請しましょう。

Googleビジネスプロフィールから削除する

Googleビジネスプロフィールから削除する場合は以下の手順で行ってください。

  • 1.メニューから該当する口コミを選択し「不適切な口コミを報告」をクリック
  • 2.該当する項目を選択する
  • 3.送信ボタンを押すと完了

申請から削除されるまで短くて数日、長いと1ヶ月ほど時間を要する場合もあります。
もし、より削除の成功率を上げたいのであれば「詳細な理由」を書く方法で依頼した方が良いでしょう。

しかし、詳細な理由を書く場合は、違法である理由の欄にどのような権利を侵害されたのかなど、グーグルポリシーや法律について専門的な知識が必要となります。

書き方を間違えるとかえって申請に失敗する可能性もあるため、詳しい内容で報告したい場合はグーグルの口コミ削除に詳しい弁護士へ依頼する方が良いでしょう。

Googleマップから削除する

Googleマップから削除する方法は以下の手順で行えます。

1.Googleマップから店舗を検索する
2.該当する口コミを探す

3.削除したい口コミ右上の「︙」をクリックする
4.「口コミを報告する」を選択する

5.口コミの内容が該当するものをクリック
6.送信ボタンを押して完了

 

Google検索から削除する

Google検索から削除する方法は以下の手順で行えます。

1.Googleの検索から店舗を検索する
2.該当する口コミを探す

3.口コミの右上の「︙」をクリックする
4.「口コミを報告」を選択

5.口コミの内容が該当するものをクリック
6.送信ボタンを押して完了

 

削除方法2:投稿者に削除依頼をする

投稿者に削除依頼する場合は、自分で直接依頼するか弁護士を通して連絡する手段があります。

投稿者の本名や住所が明らかとなっている場合は、直接投稿者へ削除依頼が可能です。投稿者へ削除してほしい箇所や気になる部分の編集をお願いしてみましょう。

しかし本人同士で話し合いをする場合トラブルへと発展する可能性があります。事前にトラブルを避けたい方や以前からトラブルを抱えている相手である場合は、弁護士へ相談する方法が良いです。

その場合は、弁護士を通して「内容証明郵便」を送付します。もし店舗側に不備がある場合は素直に謝罪して投稿を削除してもらえる可能性もあるでしょう。

しかし、これらは投稿者が判明している場合に行える手段です。投稿者が判明していない場合は「発信者情報開示請求」という、個人の特定を目的として行う方法で投稿者を特定します。

発信者情報開示請求は、個人でも行うことはできますが複雑な書類を提出する必要があり、手間もかかるため、弁護士へ依頼するのをおすすめします。

以下の記事では、インスタになりすましされた場合に個人を特定する方法として発信者情報開示請求について解説しています。ぜひ参考にしてください。

インスタなりすましの犯人を特定する方法や今後の対策まで徹底解説!

削除方法3:グーグルに対し法的対応で削除依頼をする

グーグルに削除依頼しても口コミが削除されない場合や、投稿者を特定できない際はグーグルに対して法的対応で削除依頼する方法もあります。

通常の民事訴訟での方法では、時間を要してしまうため「削除仮処分申立」を行う場合が多いです。

仮処分とは、正式な裁判ではなく被害者の権利を守るために、緊急の措置で依頼し情報を開示してもらう方法です。

ほとんどの場合、裁判所から仮処分の命令があれば削除に応じるケースが多いでしょう。

これらの手続きは、法的な知識が必要となるため弁護士への相談がおすすめです。

自分の口コミを削除したい場合の方法は?

口コミを投稿したものの内容を見直したい場合や誤字がある場合は自身で編集することも可能です。

グーグルビジネスプロフィールを管理している場合は以下の方法で可能です。

  • 1.アカウントにログイン後に「口コミ」をタップ
  • 2.削除したい口コミを選択
  • 3.「不適切な口コミとして報告」をタップ
  • 4.違反の種類から該当するものを選択して「報告」ボタンを押したら完了

グーグルの検索から口コミを削除・編集する場合は、グーグルで店舗名を検索し、自分の口コミを選択した後に右上の「︙」をクリックします。口コミを編集するか削除するか選択できるため、そこから編集が可能です。

グーグルの口コミ削除対象となるのはポリシー違反のみ

グーグルの口コミが削除対象となるのは、ポリシー違反といったサイトに掲載しているグーグル広告に影響が出るような問題の内容のみです。

Google グループのコンテンツ ポリシーに明確なポリシー違反について明記されています。詳しい内容は以下の表にまとめています。

違反内容 詳細説明
アダルトコンテンツ ・対象者の許可なく性的に露骨な画像や動画などの投稿

・児童への性的虐待の画像や小児性愛が連想されるコンテンツ

ヘイトスピーチ ・人種、民族、国籍、宗教、障がい、性別、年齢、従軍経験、性的指向または性同一性に基づく集団への憎悪や暴力を助長するようなコンテンツ
下品なコンテンツ ・事故現場などの人によって強いショックとなりえるコンテンツの投稿
暴力 ・個人やグループへメッセージを通しての殺害予告や暴力行為を助長するようなコンテンツ

・暴力的な非国家組織や運動がサービスを利用することや活動の助長

ハラスメント ・他のユーザーに対してのハラスメントやいじめなどの行為
著作権 ・第三者のコンテンツを不正にダウンロード出来るサイトへのリンクを提供した場合
個人情報および機密情報 ・他人の個人情報(電話番号・クレジットカード番号・運転免許証番号など)などの投稿
身元のなりすましと不実表示 ・人物や組織の代表者になりすまし、ユーザーやサイトの身元情報、資格情報、オーナー権限、プロダクト、ビジネスに関して誤解を招く情報の提供
誤解を招くコンテンツ ・ユーザーを騙す、誘導する、混乱させるコンテンツの配布
違法行為 ・飲酒運転を推奨する内容や規制薬物、違法薬物の販売・宣伝のためにグーグルを使用した場合
スパム ・自分のサイトへのトラフィック誘導や自社製品の宣伝目的だけのために他のユーザーへメッセージを送信する
マルウェアとウイルス ・他人へウイルスを送信、ポップアップを表示、閲覧者の同意なしでソフトウェアのインストールを行う
規制対象の商品やサービス ・アルコール、ギャンブル、医薬品、未認可のサプリメント、タバコ、花火、武器、健康機器、医療機器の販売や販売促進のために Google グループを使用

グーグルの削除対象とならない口コミ

グーグルに削除依頼しても、対象とならない口コミにより削除されないケースも多くあります。以下のようなものは口コミの削除対象となりにくいです。

  • 1.嘘の内容だと証明できない口コミ
  • 2.本文がなく★の評価しか記載されていないもの
  • 3.投稿者の主観(個人の感想)のみが書かれた口コミ

1の場合、「取り扱っていない商品のことを書かれた」などの内容で、写真などで証明できるのであれば削除対象になります。

3のような、「ここの料理はまずかった」など、個人の感想のみが書かれた内容は人それぞれ感じ方が違うため、削除は難しいです。

グーグルの口コミを削除する際の5つの注意点

グーグルの口コミを削除する場合は注意点がいくつかあります。注意点を把握していないと、トラブルに発展する可能性もあります。一つずつ確認しておきましょう。

削除依頼は何度も申請しない

基本的には、削除依頼は1つの口コミに対して1回までにしましょう。なぜなら、何度も申請することでスパム扱いされて、利用停止になる可能性があるからです。

削除依頼した後、場合によっては1ヵ月以上かかることもあります。「もしかしたら申請が届いていないのではないか?」と何度も送信してしまいたくなる気持ちはわかりますが、1ヶ月は待ちましょう。

それ以上過ぎてしまった場合は、グーグルによって削除申請が却下された可能性が高いです。

口コミ削除依頼は必ず対応してくれる保証はない

口コミを削除してくれるのは、ポリシー違反が認められた場合です。実際に削除依頼は申請したが、グーグルに認められなかったケースもしばしばあります。

また、投稿者に削除依頼する場合でも削除を拒否されることもあります。さらに裁判所へ申請しても、訴えが認められないこともあるでしょう。

基本的には、グーグルの口コミを削除するのは難しい場合が多いことは念頭に置いておきましょう。

投稿者に直接削除を依頼する場合は弁護士を通す

投稿者に自分から削除依頼する方法もありますが、トラブルに発展する可能性もあるため弁護士を通して依頼することをおすすめします。

例えば、本人に直接削除依頼や警告を行ってしまうとSNSで晒される可能性もあります。SNSが発達した現代では、あっという間に情報が広まり炎上になることも。

最近では、Googleビジネスプロフィールの運用代行をしている会社も数多くあり、口コミの削除を代わりに依頼することも可能です。

しかし「99%削除できます」「即日対応可能」などと謳っている会社は詐欺の可能性もあるため注意しましょう。

削除したい口コミはスクリーンショットで証拠を残す

削除したい口コミは事前に証拠としてスクリーンショットなどで保存しておきましょう。証拠がないと、投稿者の特定や損害賠償の請求ができなくなる場合があるからです。

  • 口コミの内容
  • 口コミが投稿された日時
  • 投稿者のアカウント名

上記の内容は重要な情報となるため必ず残しておきましょう。

口コミの削除まで2週間ほど時間がかかる

Googleの専用フォームからポリシー違反を報告した場合、グーグルの審査から口コミの削除まで2週間ほど時間を要する可能性があります。

内容によって期間は前後しますが、3週間から1ヵ月過ぎても削除されない場合は、申請が却下されたと判断すると良いでしょう。

グーグルの口コミを削除できない場合すぐにできる4つの対策

Googleはポリシー違反に該当しない限り、口コミの削除申請に応じてくれません。削除されない場合は、お店の経営に影響しないためにもすぐに対策を講じる必要があります。対策は以下の4つの通りです。

  • 口コミの数を増やし悪い口コミを目立たなくする
  • 悪い口コミが事実であれば返信し改善する
  • 悪い口コミが事実と異なる場合は指摘をする
  • Googleビジネスプロフィール情報を更新する

一つずつ確認しましょう。

口コミの数を増やし悪い口コミを目立たなくする

悪い口コミが目立ってしまうのは、口コミの数が少ないことが原因です。口コミの数が多いと、悪い口コミがあったとしても「悪い口コミがあるけど、少しくらいはつくだろう」と思われることが多いです。

口コミの数を増やす方法はいくつかあります。

  • スタッフから口コミを書いてもらうように依頼する
  • SMSなどで依頼する
  • 店内の掲示物でアピールする

口コミを依頼する際は、良い評価を書くように依頼するのではなく顧客に正直な評価を書いてもらうようにしましょう。

悪い口コミが事実であれば返信し改善する

内容に関わらず、口コミには全て返信するように心掛けましょう。特に悪い口コミには謝罪や今後の改善の意志を伝えることで、誠心誠意なお店という印象を持たれます。

ただ、文面で謝罪をするだけでなく、今後のためにも口コミの内容を反省し改善していくことが重要です。

そうすることでより、お店がより良い方向へ改善し、売り上げにも繋がる可能性もあります。まずは、全ての口コミに丁寧に返信し、悪い口コミが事実の場合は真摯に受け止めて、改善する努力をしていきましょう。

悪い口コミが事実と異なる場合は指摘をする

もし悪い口コミが事実とは全く異なる場合は、相手を攻撃せず丁寧に指摘をしましょう。例えば休業日だが、その日に来店して「お店のサービス対応が悪かった」などと指摘を受けたとします。

指摘を受けた場合は、「その日は休業日のはずですが、勘違いされていないでしょうか?」などと指摘をしましょう。

もしお店への嫌がらせ目的で、悪い口コミを書かれ事実と異なる場合は、間違っている旨を伝えましょう。

Googleビジネスプロフィール情報を更新する

悪い口コミが書かれる要因の一つとして、ネットで得た情報とのギャップが挙げられます。

例えば、ネットの情報には営業時間を9時〜17時としているが実際は10時からの開店であった場合に、記載されていた情報と異なるため不満が起きやすいです。

特に営業時間や定休日などは必ず正しい情報を更新するようにしましょう。また、Googleビジネスプロフィールの運用代行業者に依頼することで、口コミへの返信や基本的な情報更新は任せることが出来るためおすすめです。

グーグルの口コミ削除でよくあるQ&A

グーグルの口コミ削除方法に関してよくある質問をまとめました。

Q.グーグルの口コミが削除されたのですがなぜですか?

A.口コミの内容が不適切な場合にグーグルから削除される場合があります。

グーグルは不適切な内容のコンテンツを避けるためにコミュニティガイドラインを設けています。例えば、口コミの内容が暴力的な表現や誹謗中傷、個人情報の公開などの不適切な内容を含む場合は、グーグルによって削除される場合があるでしょう。

Q.グーグルで口コミを削除依頼したら本人にバレますか?

A.グーグルへの削除依頼の通知は本人に届くことはありません。

Q.グーグルの口コミから身バレすることありますか?

A.グーグルの口コミから個人情報が漏れることはありません。

たとえ、自身の投稿を表示設定していた場合でも、個人は特定されない仕組みになっており、身バレの心配はありません。

しかしアイコンを自身の顔がわかる写真に設定していたり、投稿内容に問題があったりする場合は身バレする可能性があります。

Q.グーグルで口コミした人を特定できますか?

A.グーグルに書かれた口コミの内容が個人の権利を侵害した場合、特定できる可能性があります。

特定できれば、損害賠償請求や刑事責任を問うことも可能です。

しかし、前述した通り個人の権利を侵害した場合にのみ個人を特定出来るため全ての口コミが削除対象になるとは限りません。内容の判断が難しいケースもあるため、一度弁護士への相談をおすすめします。

グーグルの口コミ削除依頼は早めに行い不安のない生活を送ろう!

口コミはお店を選ぶ上で重要な判断材料となります。場合によっては、悪い口コミが経営に影響する可能性も考えられます。

経営に影響しないためにも、口コミを早急に削除する必要があります。削除方法は以下の通りです。

  • 削除方法1:自分でGoogleに削除依頼する
  • 削除方法2:投稿者に削除依頼をする
  • 削除方法3:Googleに対し法的対応で削除依頼をする

しかし全ての口コミが必ず削除されるわけではなく、グーグルのプライバシーポリシーに該当する場合のみ削除申請が通ります。

プライバシーポリシーに該当しているか立証するのは個人では難しいため、弁護士に依頼することがおすすめです。弁護士へ依頼する場合は、数十万かかることもあるため金額に納得した上で依頼するようにしましょう。

風評・誹謗中傷でお悩みの場合はすぐにご相談ください。

風評・誹謗中傷のお悩みを一人で解決するのは心身ともに負担が大きいです。ぜひ、専門家にご相談ください。

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